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一器一憂

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2015年 益子秋の陶器市を終えて。

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たくさんの方々にご来場いただいた陶器市。
今回も一度は雨に見まわれましたが無事終了する事ができました。
お越しいただいた皆さままことにありがとうございました。

陶器市では同じ場所での出店が慣例です。
展示会やクラフトフェアーなどと違い
全体のテーマや狙った方向性などもなく
一側面ではただただ景気に流されながらそれぞれの生活の糧を得るそんな場所かもしれません。
でも自分にとっては逆にルールがないからこそ純粋に今の自分の仕事、生活と向き合える
足元を見直すそんな時間でもあります。
今回も春からのイベントで作ってきた器達がずらりと並んで客観的に
この半年を振り返ると同時にまた新たな気持ちでこの先への制作のことを考えたりしてました。

また出店場所のTOKOPARKのメンバー間での意識も回を増すごとに
良い方向に向かっているように感じます。
その一つにはこの場所で毎回テーマを決めた作品づくりをしているからです。
今回は麦藁手がテーマで、各々の技法、素材での麦藁手づくりは一見それとは思えない
かもしれませんが普段しない事に挑戦するからこそ
新しい刺激や仕事の幅につながると思います。

自分は今回自己解釈で麦藁釉を作りましたが
ほのかに乳濁した釉に呉須で染付したものでした。
ありがたい事に気にいっていただけたお客様にもらわれていきましたので
今後また新たに作ってみたいと思ってます。

次回のこの場でのテーマは手捻りでの24㎝以上の花器づくり。
手捻り制作は学生時代以来かも、今から練習です。
もしご興味ある方がおられましたら次回春の陶器市作家さんへどうぞお尋ね下さいね。
きっと晴れ渡る笑顔か曇った苦虫顔が拝めると思いますよ。

麦藁手参加メンバー
TOKOPARK
勝村顕飛、近藤康弘、74工房、蓮見かおり、穂高隆児、前田美絵、山崎さおり
ゲスト参加
PEACE SPACE
伊藤叔潔、柳川謙治






最後に、今回の陶器市では
夕暮れ時の灯りを皆で考えました。
電源のない場所での強力なアイテムを昨日手にいれましたので春の展示での夕暮れの景色がまた
かわるかと思います。
アメリカ生まれの無粋なこいつをどう味付けしようかなと... 真鍮!?
少しずつ良い方向へ...。

ではまた


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# by 400pottery | 2015-11-06 13:00

三人展のお知らせ。

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展示会のお知らせです。
東京西荻窪にある松庵文庫さんで
10月14日(水)~25日(日)まで
木工作家の小塚晋哉さん、
古布やリネンなどを使った布作家のtsuyuさんと
私との三人展が行われます。

松庵文庫さんは築80年の古民家を改装されていて
都内でありながらも落ち着いた雰囲気はゆったりとした気分にさせてくれます。
中には素敵なお庭があり樹齢100年のツツジは見応え十分です。

今回DMに使われている蓋物は小塚さんとの合作で
一つ一つ小塚さんが蓋を胴の形に合わせて作ってくれましたので
全て一点物となります。
形を揃えれば制作も楽だったところを
こちらの形に合わせていただきました。
一つ一つの違いを手にとってご覧いただければと思います。

今回の展示では益子の白い土を主に使って制作しました。
普段使っている赤土とはまた大分感じも違いますし
制作の上での土の感じ方も違います。
tsuyuさんの布小物の柔らかく温かな風合い、小塚さんの木の質感、表情
と上手くとけあってくれればと思います。

詳しくは松庵文庫さんのホームページをご覧ください。松庵文庫

17、18日在廊しております。
たくさんのご来場をお待ちしております。









# by 400pottery | 2015-10-17 01:05

土祭。



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さて、ホーム益子にて行われています土祭参加のお知らせです。

開催期間は9月13日[日]新月─28日[月]満月まで。

今回陶芸メッセ内にあります旧濱田邸にて「益子の原土を継ぐ」に参加させていただきます。

内容は参加作家24名で3カ所の益子の粘土を掘りに行き、

その掘ったままの原土を好きに使って制作をして展示をするというものです。

焼物屋さんが多数をしめますが別に焼かずとも良く、例えば絵描きさんは絵の具として

染物屋さんは染料として原土を使って制作されるので、粘土そのものの色合いや粘土の使用法(可能性)

が見所でしょうか...。


今回自分はどうしようか悩んだ末、竃を作ることにしました。

それは昔の里山は裸足で歩けるほど綺麗だったという話を

土祭関連の集まりで地元の古老から聞いたからで

その理由は子供達が煮炊き用の薪を近場の山から競い合うように毎日拾っていたからとの事。

なるほどなと。生活と環境とが見事に調和しているなと思いました。

ガスもIHも便利だけれども毎年ただ燃やしてしまう枝葉で煮炊き

できれば有用だし楽しいなと考え竃を作ることにしました。


そこで3種の粘土をひとつは煉瓦に、ひとつはお釜に、ひとつは塗り土

にすることにしました。

ただ今回ひとつ気を使ったのは重さです。家の中に備えつけるわけにもいかず

気軽に好きな場所へ持ち運び出来るものをと考えました。

そこで煉瓦となる粘土には園芸用の鹿沼土を混ぜてみました。

強度はともかく4割ほどは軽くなったと思います。

型を作っての煉瓦を作る工程はたんたんとしていますが

抜けない型を作ってしまったりでひとつひとつを想像しながら

作り上げていく楽しさはものづくりの醍醐味だなぁと喜びを感じました。


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                      (制作過程)



40センチ角の小さなものですが同じものがあればドッキング出来て登り窯のように2つも3つも調理出来る

優れものの設計です。(さて本当に米は炊けるのでしょうか?)

展示の方は濱田邸前の登り窯に負けじと睨み合うように展示されていますので

宜しければどうぞご覧下さい。

www.youtube.com/watch?v=5blFIvwyMg8



さらに今回の土祭では陶器市の自身の出店場所であるTOKORARKにて16日と26日に

いつもお世話になっている野花を愛でる蒼の会のメンバーによる掛け花入になげ入れをさせていただきます。

そして26日はお湯呑を作らせていただいてこちらも普段よりお世話になっている織田流煎茶道有志による

お茶をお出しさせていただきます。


土祭にお越しの際はぜひお立ち寄り下さい。










# by 400pottery | 2015-09-16 01:49

「胡蝶の舟・うたはゆめをわたる」。


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植岡勇二さんという物書きの人がいます。

手創り市のライターをずっとされていたので
彼とは手創り市のHP企画 つづるの連載打ち合わせで
工房にきてくれたのが初めての出会いでした。

一風変わった人生経験。
裏表のない正直な性格。
不器用でいて感性豊か。

話をしていてとても面白いので仕事以外でも
人生相談にのってもらったりしてました。

今回そんな彼の書いた作品をビジュアルで表現するという
初の企画展示があります。

自身も作品の中にでてくる茶碗を制作して欲しいという
お話をいただいたのでありがたく受ける事にしました。

しかし作品の中に出てくるお茶碗は霊界一の茶碗という事で
あとで「さぁ困った...」とそういう経緯がありました。

最初イメージしたものはとても大きいものにしようかと考えましたが
「近藤さんらしい普通のものがいい」と言われてしまったので余計に困りました。

仮にも霊界一。
それがどういったものかは想像するしかありませんが
どこの世界でも一番というのはやはりそれなりに説得力のあるものです。

結局、益子のどこかの薪窯で焼いてもらおうという結論にいたりましたが
面白いのは話をもらってひと月後に濱田庄司の窯に40年ぶりに火が入って
しかも参加出来る事になったことでした。

ワタリに舟。

益子一の窯。
たくさんの飯碗を作り焼き上げました。
登り窯で面白かったのはひとつひとつ焼き上がりが違い、
良い悪いが出た事。

その中で一番良く焼き上がったものを茶碗へ昇格させ、
今回の展示会で使わせていただきました。

ピカピカの茶碗では雰囲気が出ないので窯出ししてから
数ヶ月に渡って抹茶での色づけを行いました。

自分なりにそこそこ雰囲気のあるものに仕上がったとは思うのですが
さて結果やいかに!?


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■開催日時・2015年5月22(金)~6月1日(月)

12:00~19:00

定休日 火/水/木


■場所 『circle galleryy&books

〒 186-0011 東京都 国立市 谷保5119 やぼろじ内 

042-505-8019

JR南武線谷保駅より徒歩5分

(駐車場はございません)





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# by 400pottery | 2015-05-30 13:00
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四百窯 近藤康弘によるブログ。


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